AI音楽を作り続けていると、曲だけでなくサムネイルも少しずつ似てきます。女性キャラクター、青い背景、中央に大きなタイトル。ひとつずつ見れば悪くなくても、一覧に並べると「またこの構図だ」と気づくことがあります。
まんまるAI音楽研究所では、新しいサムネイルを作るときに、曲の内容だけでなく最近のサムネイルと何が違うかも確認しています。
まず変える場所を一つ決める
毎回すべてを変える必要はありません。次のどこか一つでも明確に変われば、一覧に並べたときの印象はかなり変わります。
- 人物の有無・性別・人数
- 顔の向きやポーズ
- アップ / 全身 / 後ろ姿などの距離
- 正面・俯瞰・ローアングルなどのカメラ位置
- 背景の場所やモチーフ
- メインカラー
- タイトル文字の位置と大きさ
- まんまるを入れるかどうか
「テーマ」ではなく「画面の形」まで確認する
曲のテーマが違っていても、「人物が右、タイトルが左、背景が青い夜景」という形が続けば、YouTubeの一覧では似て見えます。
そこで制作前に、直近の数枚を並べて人物の位置、顔の大きさ、色、背景、タイトル配置を見比べます。曲の設定だけではなく、サムネイルを小さくしたときのシルエットまで見るのがポイントです。
6案を一度に並べて比べる
最近は16:9の案を6種類、2列×3段で並べて見比べることが増えました。1枚ずつ生成すると、その画像の完成度だけで判断しがちです。
複数案を同じ画面に置くと、「前の曲に近い」「文字が弱い」「人物より背景が目立つ」といった差が見つけやすくなります。最初の6案は完成品ではなく、方向を選ぶための比較表として扱っています。
スマホで見たときに主役が消えないようにする
YouTubeでは大きな画像そのものより、小さな一覧表示で見られる時間の方が長くなります。人物を使う場合は、必要に応じて顔を少し大きくし、タイトルも小さくしすぎないようにしています。
逆に猫や小物が主役の曲では、人間キャラクターの方が目立ってしまわないように主従を入れ替えます。黒猫を主役にした曲では、人物より猫を大きく手前へ置く方向に何度も調整しました。
色も「最近使った色」から考える
サイバーなら青、和ロックなら赤黒、透明感なら水色。ジャンルごとの定番色は分かりやすい一方、続けるとチャンネル全体が同じ色に寄っていきます。
そのため、同じジャンルでも補色を足したり、背景だけ暖色へ振ったり、黒を増やしたりして差を作ります。最近の画像と配色が近い場合は、テーマを壊さない範囲で別の色を一本入れます。
人体の破綻は最後に必ず確認する
AI画像では、全体の雰囲気が良くても、手、指、足、関節、持ち物との接触部分だけがおかしいことがあります。YouTubeでは小さく見えるとはいえ、違和感のある箇所は目に残ります。
人物を使う場合は、最終候補を決めてから手・指・足・腕の長さ・持ち物の握り方を重点的に確認します。動物が主役なら、胴体、後ろ脚、しっぽ、接地も同じように見ます。
ファイル名だけでFINAL画像を決めない
画像が増えると、ファイル名や作成日時だけで判別したくなります。しかし似た名前の画像が複数あると、違う曲の画像を設定する事故が起きます。
今はWordPressへ登録する前に画像そのものを開き、タイトル、人物、モチーフ、色を目で確認します。そのうえで、FINAL / SHORTS / GRID / ALT / DRAFTの状態を分けています。
サムネイルの役目は「きれいな絵」だけではない
最終的に重視しているのは、その曲の入口になっているかどうかです。細部の描き込みが多くても、主役とタイトルが分からなければサムネイルとしては弱くなります。
曲の世界観、最近の作品との差、小さい画面での見やすさ。この3つを同時に見ると、画像単体の完成度とは別の判断がしやすくなりました。


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