雲外蒼天 制作日記|雨の向こうにある青さを音にする

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今回のテーマは、ことわざの『雲外蒼天』です。

雲の向こうには青空がある。苦しい時間や迷いの中にいても、その先には開けた景色が待っている。そんな意味を、そのまま説明するのではなく、ひとつの歌として自然に聴ける形にしたいと思って作りました。

今回の制作メモ

  • 曲名:雲外蒼天
  • ジャンル:和ロック × ソウルロック
  • ボーカル:男性
  • 制作:Suno AI
  • テンポ:88 BPM / 12/8拍子
  • 主な音:篠笛、ハモンドオルガン、エレキギター、ベース、生ドラム
  • 曲尺の目安:約3分20秒〜3分45秒

ことわざを、そのまま説明する曲にはしたくなかった

『雲外蒼天』は前向きな意味を持つ言葉ですが、最初から明るさだけを押し出すと、少しきれいにまとまりすぎる気がしました。

そこで歌詞は、落ち込みやため息、曇った気分から始めています。

大事にしたのは、暗い気持ちを否定して無理に元気になるのではなく、曇っていた時間も自分の一部として抱えたまま前へ進むことでした。

そのため、サビの核には『晴れわたれ 僕のまんなか』という言葉を置きました。外の空だけでなく、自分の内側が少しずつ晴れていく感覚を中心にしています。

和ロックだけではなく、少し大きく揺れるリズムへ

曲調は和ロックを土台にしつつ、今回はソウルロックの要素も混ぜています。

12/8拍子の大きく弾むリズムにして、まっすぐ走る疾走曲とは違ううねりを出しました。最近の曲と似すぎないようにしたかったこともあり、テンポは88 BPMにしています。

音色では篠笛だけで和風を表すのではなく、ハモンドオルガンを重ねることで、少し泥くささと温度のある響きを入れました。

そこにエレキギター、ベース、生ドラムを加えて、サビでは空が開けるように音が広がる構成を意識しています。

サビは難しくしすぎず、口に残る言葉を優先

今回もSuno用として、イントロとサビの印象は特に重視しました。

ただし、ことわざを題材にしているからといって、難しい言葉を多く並べる方向にはしていません。

『晴れわたれ 僕のまんなか』や『まだ見ぬ青さを むかえにいこう』のように、意味が一度で伝わって、メロディにも乗せやすい言葉を中心にしています。

演奏部分も入れていますが、長い間奏やソロにならないよう短めにして、3〜4分の中で歌の流れが途切れないようにしました。

ラスサビでは、外へ出ていくところまで描く

前半ではまだ『雲の向こうに青空がある』と信じようとしている段階ですが、最後はもう少し先まで進めています。

ラスサビでは『まぶしい日ざしの 中へ出ていこう』という方向へ広げ、ただ希望を眺めるだけではなく、自分からその中へ進んでいく終わり方にしました。

同じサビをそのまま繰り返すのではなく、最後だけ景色が一段明るくなるようにしたかった部分です。

サムネイルも『雲の向こう』をどう見せるかから考えた

サムネイルは、アニメ調・デザインポスター風・J-ROCKらしい強さを軸に、16:9の案を6種類並べて比較しました。

同じ『空』でも、ただ青空を見せるだけではテーマが弱くなるため、雲の厚さ、光の差し方、人物の立ち位置などを変えながら、閉じた景色から開けた景色へ抜けていく感じが伝わる構図を探しています。

一枚で決めず、絵柄やシチュエーションを変えて何度か候補を作るのは、最近のサムネ制作ではかなり定番になってきました。

作ってみて感じたこと

ことわざは短い言葉の中に意味が詰まっている分、そのまま歌詞にすると説明っぽくなりやすい題材でもあります。

今回は『雲外蒼天とはこういう意味です』と歌うのではなく、曇っていた人が少しずつ前を向いていく流れに置き換えたことで、曲として聴きやすい形にできたと思います。

和ロック、ソウルロック、男性ボーカル、12/8拍子という組み合わせも、最近の曲とは少し違う手触りになりました。

『雲の向こうの青さ』という一つの景色から、歌詞・音・サムネイルまでまとめて広げていった一曲です。

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