門の向こうに何があるのか
「天獄門」は、救いと裁きが同じ場所に存在するような世界をイメージして作った和ロックです。門をくぐる瞬間の緊張感と、その先へ進む覚悟を曲の中心に置きました。
和の荘厳さとロックの勢い
重さだけで終わらせず、前へ進む推進力も残したかったので、和の雰囲気とロックの勢いを両方感じられる方向を狙いました。
制作で意識したこと
タイトルの強さに負けないように、音・言葉・ビジュアルを同じ世界観へ寄せています。『救いと裁きは、同じ門の向こうに』という一文が、この曲全体をまとめる軸になりました。
『天獄』という矛盾をタイトルに置く
この曲で最初に強かったのは、天国と地獄のような正反対のものを一つの門にまとめる発想でした。救われるのか、裁かれるのか。その答えが門をくぐるまで分からない状態を、タイトルそのものに持たせています。
だから歌詞や世界観も、善と悪を単純に分けるより、どちらにも見える曖昧さを残す方向が合いました。
和の荘厳さだけで終わらせない
和ロックというと、重厚さや古風な雰囲気を前面に出しやすいですが、この曲では門の前で立ち止まるだけではなく、その先へ踏み込む推進力も必要でした。
静かな緊張感と、ロックとして前へ押し出す勢い。その二つを同時に持たせることで、『覚悟して門をくぐる』感覚を作っています。
言葉・音・ビジュアルを一つの門へ集める
タイトルがかなり強いので、サムネイルも別の情報を盛り込みすぎず、門そのものを世界観の中心に置きやすい曲でした。門の向こうから差す光や、暗い手前側との対比だけでも、救いと裁きの両方を連想できます。
曲・タイトル・画像が別々に主張するより、全部が『この門の向こうに何があるのか』という一つの問いへ向かうようにまとめています。
公開後に感じたこと
天獄門は和ロック系の中でも特に聴いてもらえる曲の一つになり、今では自分の和ロックを説明するときに外しにくい代表曲になりました。
強い固有名詞のようなタイトルと、一文で説明できるテーマがあると、初めて見た人にも作品の入口を作りやすい。そのことを改めて感じた曲です。
作ってみて分かったこと
和風の要素を増やせば和ロックになる、というだけではなく、その曲だけの『場所』や『問い』を作ると世界観が一段深くなります。天獄門では、その場所が門であり、問いが『救いと裁きのどちらへ進むのか』でした。


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