『涙の試食会』は、他人の不幸を娯楽として消費してしまう感覚をテーマにしたダークロックです。
テーマだけを見るとかなり尖っていますが、説教っぽくしたり、ただ不快なだけの曲にはしたくありませんでした。そこで『試食会』という少し軽い言葉をあえて重ね、甘さと気味の悪さが同時に残るタイトルにしています。
今回の制作メモ
- 曲名:涙の試食会
- サブタイトル:他人の不幸は蜜の味
- ジャンル:ダークロック
- 制作:Suno AI
- テーマ:他人の不幸を眺め、味わい、消費してしまう感覚
- コラボ:同じテーマで別の作品を作る形でも展開
重いテーマを、そのまま重く歌わない
この題材は真面目に説明しすぎると、曲というより意見文に近くなってしまいます。
そこで『涙を味見する』『試食する』という少しずれた比喩を使い、聴いた瞬間に意味は分かるけれど、どこか気持ち悪さが残る形を狙いました。
他人の失敗や炎上、悲しい出来事を、見ない方がいいと分かっていてもつい見てしまう。その距離感の悪さを、直接責めるのではなく曲の中に置いています。
最初は演出を強くしすぎないよう調整
制作途中では、冒頭をささやくような演出も試しましたが、最終的には通常の歌唱に寄せています。
テーマがすでに強いため、歌い方まで過剰に演出すると、曲の入口が狭くなりすぎると感じたからです。
歌詞やタイトルの毒は残しつつ、音としては最後まで聴きやすいバランスを意識しました。
『蜜の味』を甘く見せすぎないサムネイル
サムネイルでは、甘さと不穏さが同時に伝わることを重視しました。
お菓子や食事そのものを前面に出すのではなく、『試食会』という言葉から連想される華やかさの中へ、違和感や影を混ぜる方向です。
曲名だけ見た人が少し気になって開きたくなる、その一歩手前の不気味さを目指しました。
同じテーマで別の作品が生まれる面白さ
この曲では、同じテーマを使って別の人も作品を作る形にも挑戦しました。
同じ『他人の不幸は蜜の味』でも、切り口や音の雰囲気は人によって変わります。テーマだけ共有し、完成形はそれぞれに任せることで、一つのお題から違う景色が生まれるのが面白いところでした。
作ってみて感じたこと
社会的な題材や少し毒のあるテーマは、言いたいことを詰め込みすぎると曲として重くなりやすいです。
『涙の試食会』では、タイトルの言葉遊びとダークな音を入口にすることで、テーマを残しつつ聴ける作品にまとめられました。
きれいなテーマだけでなく、少し見たくない感情も曲にできる。その幅を広げてくれた一曲です。
涙の試食会の楽曲情報はこちらから見られます。


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