『電光石火』は、迷う時間さえ置き去りにして、雷光のように夜を駆け抜ける和ロック/J-ROCKです。
静けさから一気に踏み込み、雲間を裂く白刃、雷鳴、砂塵、峠、暁へと景色が連続して切り替わる疾走感を軸にしています。
風が止む
息を呑む
次の刹那
雷光が走る
宵の雲間に 白刃が走る
踏み出す足に 砂塵が舞った
右か左か迷う間もなく
胸の鼓動が 先陣を切る
瞬きひとつも惜しい宵
夜の帳は深く降りる
閉ざした門が開くその時
一歩で境を越えてゆけ
静けさを裂いて
鼓動が跳ねる
息ひとつ
瞬きひとつ
刹那に懸けて
駆け出せ
電光石火
夜空を一閃 白く裂け
雷光が消えるその前に
閉ざされた夜を駆け抜けろ
踏み込め
草木を揺らす風を追い越し
土を蹴る音 高く響かせ
雷鳴が山を揺らす頃
すでに峠を越えている
閃いて
駆け抜けて
夜に一筋
光を刻め
ためらいひとつ 懐に入れ
越えてきた夜が背に残る
刻み続けた足跡さえも
雨に打たれりゃ形を変える
石橋ばかり叩いていれば
対岸の空が白み始める
朝日が峰を染めきる前に
濡れた袂を翻せ
止まりかけた足を
強く蹴り出せ
踵を上げて
地を蹴れ
鳴り出す雷
追い越せ
電光石火
雲間を一閃 白く裂け
昨日の足跡を飛び越えて
まだ踏まぬ土へ駆け込め
踏み込め
跳ね上がる鼓動に身を預け
吹き荒ぶ風を肩で受けて
雷光が峰を照らすたび
暁が稜線を染めてゆく
瞬いて
駆け抜けて
残るは一筋
宵の残光
風が止む
ひとつ響く
静寂を裂いて
もうひとつ
雲の奥から
雷光が走る
今こそ駆けろ
電光石火
夜空を一閃 白く裂け
積み重ねた迷いを抱え
それでも踵は地を蹴る
踏み込め
刹那にひらく峠を越えて
次の鼓動を待たず駆けろ
雷鳴が背を揺らす頃
東の空には朝が差す
電光石火
一閃 暁へ駆けろ
振り返れば
夜が明ける
この曲のイメージ
夜の静けさを白い閃光が切り裂き、ためらいごと抱えたまま峠を越えていく場面を描いています。速さだけを競うのではなく、迷いがあっても足を止めず、次の鼓動を待たずに踏み込むことがこの曲の核です。


